2021年04月12日

高齢になって金融機関にダマされないコツ・・・退職金・年金の受給期が重要!(そのA)

👀 金融機関に投資信託や仕組債などリスクの高い商品を、理解力や判断力が衰えた高齢者が販売されてしまうケースは、皆さんが想像する以上に多く、高齢者に起こる被害の中でも、最もありふれたものの一つといって良いでしょう。
高齢の親がリスクある金融商品を販売されたような取引に、たとえ高齢者の家族が気付いたとしても・・・
金融機関も用意周到ですから、確認書や契約書などを、粛々と高齢者本人から取り付けているので、金融商品取引としては、形式的には問題が無く、解約や損失の回復などは出来ません。
前回に続き、金融機関が、高齢者にリスクある金融商品を売り付ける戦略の端緒を正しく知っておきましょう。
そして、今回は、高齢者になった時に、「金融機関にダマされないにはどうすれば良いのか!」具体的な方策もお届けいたします。

<金融機関が高齢者をダマす端緒は、「退職金受給時」、「年金受給開始時」にあり!>
 50歳代後半〜60歳代前半の年齢層に向けて、金融機関は〜
「退職後のライフプランセミナー」
「年金試算・・・」
「無料年金受給手続き」
「セカンドライフプランが・・・」
〜などと謳って、無料のセミナー・相談会などを頻繁に開催、勧誘します。
当然、その年代の方々も、関心事ですし、「無料だし!」ということで参加してみる方も多いようです。

 しかしながら、金融機関が、本当にボランティア的奉仕の心だけで、そのような無料セミナーなどを開催するわけはなく・・・
それを契機に、「退職金の運用が・・・」「老後、年金だけでは・・・」と勧誘し、それまでその金融機関で顧客が取引していなかった「投資信託などの運用商品(リスク商品)」の取引を始めさせることが狙いです。
無料でいろいろ教えてもらった弱みもあり、勧誘を受けるうちに、リスクある金融商品の取引を始めてしまう顧客も多いものです。
皆さんが、いついつまでもボケず、理解力や判断力が変わらないなら良いのですが・・・残念ながら、それほど遠くない将来、かなりの人は理解力や判断力が衰えていきます。
ある意味、金融機関にとっては、そこからが本当の稼ぎ時と言えます。
お金を持っている上に、理解力や判断力も衰え、御し易いお客さんです。
 最終的に70代・80代になり理解力や判断力が低下した高齢者が、金融機関の思うがままに「投信」や「仕組債」などのリスクある金融商品を売り付けられてしまうといった被害の端緒をたどって行くと・・・
退職時や年金受給時あたりにリスクある金融商品の取引口座を開設してしまったことにあることが多いのです。

<ボケてから金融機関にダマされない為に@
・・・金融機関などが開催する「無料」セミナー・相談会などには行かないこと!>

 高齢になって理解力や判断力が衰えてから、金融機関にダマされないためには、ある程度長期的な心構えが必要です。
まず、退職金受給や年金受給・セカンドライフなどについて行われる無料セミナー・相談会などには参加しないこと!
余程、意志強固で勧誘を断る自信が有ればよいですが・・・そのような催しに参加すると → 主催金融機関の見込客リストに加えられ → その後、営業・勧誘の対象になります。
そのような無料セミナーは、有難がっていくほどのことは有りません。
ネットの無かった昔ならまだしも、現在では、その程度の情報は、検索すれば十分得られる程度のものです。

<ボケてから金融機関にダマされない為にA・・・金融商品取引はネット専業金融業者で!>
 金融ビックバン以降、日本の金融は規制緩和が進み、様々な金融商品を安いコストで享受できるようになりました。
特に、ネット専業の金融機関(銀行・証券・保険)は、店舗や営業をほとんど持たないことにより、手数料・信託報酬といったコストを、通常の金融機関に比べて大幅に低減しています。
コストを考えると、従来型の金融機関で取引するメリットはありません。
 そして、ネット専業の金融機関で取引するメリットは、「コストの安さ」だけではないのです。
ネット専業の金融機関で取引した方が、将来、高齢になり理解力や判断力が落ちた際に、金融機関にダマされるリスクが大きく下がるのです。
普通の金融機関では、(人件費の高い・・・)営業マンや窓口レディー達が、親切めかして(実際は自分のノルマ達成の為に・・・)理解力や判断力が落ちた老人にでも、あれやこれやと勧誘し、リスクある金融商品を売り付けます。
ネット専業の金融業者では、そのような心配は有りません。(営業マンなどがやってきませんから!)
また、理解力や判断力が落ちてくると高齢者は、PCの操作やパスワード管理などもできなくなってくるので・・・自然とネット取引が億劫になり、取引することが無くなっていきます。
そのような点でもネット専業の金融機関で取引することは、結果的に、あなたが高齢になって、理解力や判断力が衰えてから金融機関にダマされることを防げるのです!
それに引きかえ、既存型の対面型の金融機関で取引していると、高齢の既存顧客の理解力や判断力が相当に落ちてきてもお構いなし・・・
認知症の診断が出て家族が苦情を申し立てたり、法定後見制度の適用でもしない限り、リスクある金融商品を勧誘し売り付けてきます。
こんなことにならない様に、高齢者こそ、ネット専業の金融機関で取引をすべきです。
そして、ネット専業の金融機関では、金融取引が出来ない程に理解力や判断力が衰えたときは、金融商品取引から引退することをご家族と約束しておきましょう!

<追記>
 厳しいようですが、いまどきネットも使いこなせないようでは、リスクある金融商品の取引はおススメできません。
やめておいた方が良いでしょう。
ネット専業よりコストが掛るというだけでなく、ネットが出来ないような情報収集力では、既存の対面営業型の金融機関と取引することなど、ダマされに行くようなものです。
たとえ既存の対面営業型の金融機関と取引するとしても、奨められた金融商品についてネットで調べる位の事は出来なければいけません。
多少損しても話し相手が欲しいとか、支店で特別な待遇を受けられるほどのお金持ちなら止めませんが・・・

👀 残念ながら、理解力判断力の落ちた高齢者に、このような営業が繰り広げられているのが、日本の既存型の金融機関の現状です。
ネット専業なら少なくともこの種の被害は避けられます。
   ↓
************************************************************
<外貨建て保険の営業現場で体験したこと 銀行への信頼が落とし穴>  週刊東洋経済Plus 2020年7月25日号
松尾 保美:生損保研究会ぐるーぷ31代表  2020.07.17
・77歳の夫に銀行員から電話。元本保証を希望したのに勧められたのは…。
米ドルや豪ドルは高金利、為替リスクはあるが戻る
「満期を迎えた定期預金の運用についてご案内したく、お電話いたしました」
昨年、80歳で亡くなった夫に銀行から電話がかかってきたのは2016年秋のことだった。長年、保険関連の消費者トラブル防止活動をしてきた筆者は銀行の窓口販売の実態調査を兼ねて同行することにした。
満期になった定期は200万円。夫は元本保証の金融商品がよいと伝えた。が、銀行の担当者は「元本保証の商品は低金利で魅力がないですよ。米ドルや豪ドルで運用すれば、日本円では考えられない高金利なので、それらで運用したほうがいいです」と断言し外貨建ての個人年金保険の説明を始めた。
「今、一番積立利率がよいのは豪ドルで年率2.05%です」と利率の高さを強調し、「支払った保険料は積立利率や為替の変動によって増えます。105%から200%までの『増加目標値』を定め、目標値に到達すれば年金受取時期まで待たなくても解約して受け取れます。200万円で目標値110%に設定した場合、早期に220万円を受け取ることができます」と立て板に水で語った。
夫は「今どき2.05%なんて危ないのと違うか」と疑問を差し挟んだが、担当者は「外貨建てだからできます」と胸を張った。続けて、「積立利率の保証期間を10年にすれば、10年間利率が保証されます」と10年保証を繰り返した。〜 略 〜
************************************************************

👀 銀行員自身も本当は、理解力判断力の落ちた高齢者に、投信や保険を売りつける毎日に嫌気がさしている →でも、そうしないと店舗型(従来型)の銀行自体が存続できません。結局、このような被害はネット専業の金融機関を使わない限り構造的に避けられません。
   ↓
************************************************************
<銀行員の心の叫び!投信保険の乗換えや押売り営業はもう嫌!銀行員の本音は?>  2019.07.26 News Monster 
 みなさんこんにちは^^
皆さんは銀行から投資信託や保険を勧められたり、購入したことはありますか?
そして最近話題にもなっている、金融商品の「押売り」「乗換え」セールスに対してどう思いますか?
「押売り」「乗換え」に対しては批判的な意見がほとんどだと思います!
それは銀行員だって同じこと!
今回は「銀行員の心の叫び!投信保険の乗換えや押売り営業はもう嫌!銀行員の本音は?」と題しまして
銀行員たちの金融商品販売に対する「本音」に迫ってみたいと思います^^
【投信・保険の押売り&乗換えはなぜ無くならないのか?顧客本位より銀行本位!】
現在、金融機関は本来の業務では稼げない時代になっています。
本来の業務とは「預金」「融資」「為替」です。
昔はお客さんから預けて貰った預金を借りたい人に貸し出し、その「利ザヤ」で儲けていました。
しかし現在はその「利ザヤ」が縮小し、「利ザヤ」で儲けを出すのが難しくなってきました。
そこで力を入れ始めたのが「手数料収入」です。
預かり資産(投信・保険等)を販売し、その手数料で儲けることを銀行は覚えました。
なので今の銀行員に「預金したい」と言ってもあまり喜ばれません。
それよりも「投信や保険を買ってくれ」と心の中では思っている人が多いと思います。
少し話が逸れてしまいましたが・・・
投信・保険の押売り&乗換えはなぜ無くならないのか?に対しての1番の理由は「売りにくい商品」だからです!
投信や運用系の保険といった商品は「価格が下落するリスク」があります。
「損する可能性のある商品をお客様の自己判断で買わせなければならない」のです!
なので全くの初心者を投資の道へ誘導するのには物凄く時間がかかるのです!
預金のように損するリスクが無い場合は「お願いします」と、お願いセールスが出来るかもしれませんが、損するリスクがある商品はどうでしょう?
「お願いできますか?」万が一お願いされたとしても家族や親族以外の人に言われても買いますか?
2番目の理由は「ノルマ」があることです。
銀行員は事細かにノルマが課せられています。もちろん投信・保険のノルマもあります!
投信・保険のノルマは一般的には「販売額」「新規獲得件数」「手数料金額」の3つがあります。
この中で1番支店長に詰められるのは「手数料金額」ですね!つまりはいくら儲けたか!です。
いくら新規顧客を獲得してもいきなり1,000万円投資する人はなかなかいないと思います。
10万円〜100万円が良いところではないでしょうか?
銀行員からしてみたら新規獲得は嬉しいのですが「手数料収入」は微々たるものなのです。
例えば「手数料3%の金融商品」があったとします。
10万円購入した人は3,000円の手数料
1000万円購入した人は300,000円の手数料
同じ労力なら間違いなく1,000万円が嬉しいに決まってますよね!
なので目先の利益を優先し、既存先の数百万円〜数千万円と保有しているお客さんにゴリ押し+乗換えを勧めてしまうのですね。
「売りにくい商品」+「ノルマ」が銀行員を暴走させてしまっているのです。
【金融商品のゴリ押しセールスは社会問題!】
この郵便局の顧客に不利益な乗換えは氷山の一角。
「乗換え」セールスは現在もどこでも行われています!
もちろん乗換えに関しては取り扱いが厳しくなっているのも事実です!
厳しくなった所と言えば「乗換え理由は妥当か」の項目ですね。しかし乗換え理由なんかいくらでも考えられるのですよ!
「投資先の今後の経済の先行きに不満があるからひとまず利益確定で解約し、違う地域に投資する」などなど理由はいくらでも付けられます。
お客さん、それも高齢者の方は銀行員が専門用語を使って違う商品が良いと言えば案外その通りにするのです。
証券会社の社員でもない銀行員が投資の事なんて詳しく分かるわけがないのですが・・・
【銀行員の悲痛な叫び】
・地銀は完全にBtoCにシフトしたな。投信保険にカードローン推進 もはや銀行じゃなくてもできる業務ばかり
・もはや、訪販セールスレベル。 年寄り相手に、高い羽毛布団を売りつけるセールスと変わらん。
・自分から金融商品買いに行く層はネット証券に取られてるしな。 だから訪問やらプッシュ営業(笑)して食い扶持を稼ぐしかない迷惑な奴らだよ、我々は
・もうやめたい!もうやめたい!もうやめたい!
・仕事出来るというのは 老人に手数料高い投信売りつけるのが上手いという意味であってるか?
・金融商品もネットで直取引情報もネットにあふれてる わざわざ銀行経由で買う奴なんて70以上の老人ぐらい。まあそいつらが金持ってるから騙して買わせるのが銀行の役割
・融資なんて不採算事業は置いといて(頼まれたら貸す程度)大口預りに拘れが当行の方針になったわ、貸出シェア低下により預りも取れない悪循環
・地銀=保険投信の代理店なのが実態
・まあ投資商品まともに運用したいならネット証券開設するよな。銀行で買ってもネット証券と大差ないのは国債くらいだろ
・今や保険屋、株屋、サラ金の代理店業務をこなしながらアパート業者のハイリスク融資でしか収益出せないというゴミみたいな業界なのに、プライドだけは人一倍の老害だらけ。
・投信売れないよ〜
・手数料6%の外貨保険とかを1000万円決めてきたら少なくともその日はスーパーヒーローだよね。足りてなきゃ次の日からまた詰められるけど。
・目標は必達。できなきゃ激詰め。 残業は絶対厳禁。 死ね!!!!
・預かり資産のノルマがやばい・・・絶対無理・・・
・外貨建て保険3000万円クーリングオフ食らって未達確定。もう仕事行きたくないわ
【まとめ】
いかがでしたか?
銀行員の悲痛な叫びが痛いほど伝わってきましたね
本当の意味での「顧客本位」になることを心から願っています。
************************************************************

blogramのブログランキング

クリックお願いいたします。m(_ _)m
posted by 隊長 at 12:00| Comment(2) | 金融機関ダマしの構図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月02日

高齢になって金融機関にダマされないコツ・・・退職金・年金の受給期が重要!(その@)

👀 金融機関に投資信託や仕組債などリスクの高い商品を、理解力や判断力が衰えた高齢者が販売されてしまうケースは、皆さんが想像する以上に多く、高齢者に起こる被害の中でも、最もありふれたものの一つといって良いでしょう。
高齢の親がリスクある金融商品を販売されたような取引に、たとえ高齢者の家族が気付いたとしても・・・
金融機関も用意周到ですから、確認書や契約書などを、粛々と高齢者本人から取り付けているので、金融商品取引としては、形式的には問題が無く、解約や損失の回復などは出来ません。
(高齢者本人が後見制度の対象であったり、認知症の診断がすでに出ている場合などは、救済の可能性は有りますが・・・)

<金融機関が高齢者にリスク金融商品を売り付ける論理>
 なぜ?理解力や判断力が落ちた高齢者に金融機関はリスクのある金融商品を売り付けるのでしょうか?
金融商品取引法&金融商品販売法 の「適合性の原則」に悖ると思われますが・・・
金融機関としても、高齢者が理解力・判断力が衰え、リスクある金融商品の取引には適合性が無いことは十分認識しています。
その証拠に、どの金融機関も一定の年齢(金融機関により相違は有るが、70歳以上が多い)に達した高齢者には、リスクある金融商品の取引口座を新規開設させません。
それにも拘らず高齢者のリスクある金融商品による被害が絶えないのはなぜでしょう?
 実は、金融機関側の論理としては、新規の口座開設に関しては〜
「70歳を超えるような老人が新規にリスクある商品を取引することは適合性の原則からも適切ではない!」
〜と言いながら・・・
一方で新規口座開設ではない「既存客」となると、態度は一変〜
「それまでにリスクある金融商品を取引し、経験豊富な高齢者の皆様は、大丈夫!・・・」
「逆に、既存顧客は高齢でも、何の問題もない・・・」
「高齢者でもリスク商品を購入する権利があるのだ・・・」
〜という論理のもとに、若年・中年層に対するのと、全く変わらずにリスクある金融商品を勧誘・販売し続けます。
あたかも、リスクある金融商品を取引する高齢者は「いくつになっても理解力や判断力は、落ちることは無い!」とばかりの呆れた論理なのです。

<金融機関の本音! 高齢者にリスクある金融商品を売り付ける戦略!>
 金融機関の本音としては、高齢化社会で金融商品取引法&金融商品販売法 などの制定もされたため・・・
「コンプライアンス」や「企業の社会的責任」といった建前上〜
「高齢者にリスクある金融商品の新規口座は開設せず、適合性の原則を守っていまーす!」
〜と世間にアピールしたいだけと言えるでしょう。
本当のところ、金融機関にとって、70歳以上になって、初めてリスク商品の口座を開設しようとする顧客など、極めて少数派に過ぎませんので、70歳以上の顧客の「新規口座を開設をしない」からといって、それほどのデメリットはほとんどありません。
(逆に、高齢者取引に配慮しているアピール効果の方がメリット大!)
実際は「大半の高齢者」には、リスクある金融商品の取引口座は、規制される年齢(70歳)までに開設させてありますから・・・
その経験豊かで(?)適合性に問題の無い(?)老人たちに、ドンドンとリスクある金融商品を売り付ければいいのです。
(実際は、リスクある金融商品の口座を開設している既存顧客も、当然、高齢になれば、理解力・判断力は、見る見る落ちているのですが!)
高齢者にとっては、なかなか避けがたいリスクある金融商品による被害ですが、このような実態になってしまう端緒は、いったいどこにあるのでしょうか?

<次回へ続く>




クリックお願いいたします。m(_ _)m
posted by 隊長 at 12:39| Comment(0) | 金融機関ダマしの構図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月23日

<75歳以上「車運転、合格するまで受検」6割 技能検査アンケに> → 高齢の親の運転問題は悩み深い!

<75歳以上「車運転、合格するまで受検」6割 技能検査アンケに>   2021/3/16 毎日新聞
 警察庁は運転技能検査の実験を体験した75歳以上の高齢者218人に対するアンケート結果を公表した。不合格となった場合の対応を聞いたところ、運転継続を望む「合格するまで受検し、同じ免許を継続」と「合格するまで受検し、サポカー限定免許に切り替え」が合わせて145人(66・5%)に上った。「すべての免許を諦める」は47人(21・6%)だった。
 運転継続を目指す回答が6割以上になったことについて、NPO法人「高齢者安全運転支援研究会」の岩越和紀理事長(74)は「運転できなくなると人生の幅が狭まるので、車を手放せないと考える高齢者が多い」と指摘する。一方で「技能レベルが低ければ免許の自主返納など運転を諦める人も一定数おり、客観的な評価で運転技能と向き合う機会になればいい」と話す。
 高齢ドライバーを巡っては、車の運転ができなくなった際に「生活の足」としての代替手段の確保が以前から大きな課題となっている。同じアンケートでは、軽乗用車よりも小さく、時速約30キロまでしか出せない乗り物(超小型モビリティー)に限定する免許があれば取得する意向があるかを聞く項目もあった。回答は「(それよりも)普通の自動車を運転したい」が58・7%と最多で「特典があれば乗り換えたい」「購入しやすいなら乗り換えたい」と免許に関心を示したのはともに1割台にとどまった。
 岩越理事長は「超小型モビリティー限定は運転技能の衰えを認めることになり否定的なのでは。普通免許こそが運転免許との思いが強い」と推測する。【町田徳丈】
************************************************************
👀 理解力や判断力が衰えて来ているが、運転はまだ続けている高齢な親御さんを持つご家族は、上記の記事を読むと忸怩たる思いを抱かれるのではないでしょうか?
75歳以上で免許更新時の運転技能検査に不合格となっても、「すべての免許を諦める」のは(21・6%)しかいないのですから・・・
そもそも下記の記事を見てもわかりますが、現在の運転技能検査は、(本当は認知症だと運転免許は取消になるのですが)かなり重い認知症でなければ、落ちないぐらい許容度が高いのです。
それでも、不合格になるということは、本当のところ「即刻運転止めてもらいたいレベル」です。
それでも大半の高齢者は、再受検を繰り返してでも合格を目指そうというのですから・・・ゾッとしない話ですね。
高齢の親の車の運転を止めさせることの難しさが分かると思います。


************************************************************
<信号無視など違反11種対象 75歳以上の運転技能検査 警察庁有識者会議が報告書>  2021.3.11
 高齢運転者対策を検討する警察庁の有識者会議は11日、改正道交法で義務化される運転技能検査(実車試験)の対象について「免許更新通知が届いた時点から過去約3年間に、信号無視など11種類のうち1つでも違反をした75歳以上」とする報告書をまとめた。同庁は報告書に基づき詳細を詰め、令和4年6月までに改正法を施行する考えだ。
 対象者は教習所などで実際に車を運転して検査を受ける。免許更新期間中は繰り返し受検可能だが、不合格の場合は更新できない。
 11種類の違反は信号無視のほか、逆走などの違反、追い越し車線などの走行、速度超過、Uターン禁止などの違反、踏切不停止や遮断機内進入、交差点右左折時の違反、交差点進行時の違反、横断歩行者妨害、前方不注意など安全運転義務違反、携帯電話を操作しながらの運転。
 報告書は、4年には約15万3千人が検査対象となり、うち22・9%に当たる約3万5千人が最初は不合格になると試算している。
************************************************************
👀 令和4年から始めるということですが、そもそも試算段階で〜
「4年には約15万3千人が検査対象となり、うち22・9%に当たる約3万5千人が最初は不合格になると試算している。」
  ↓
皆様は、どうお考えでしょう?
私は、この対策も、やらないよりは良いと思いますが・・・
そもそもの対象が「信号無視などの違反をした75歳以上」ということを考えると「22.9%」しか最初に不合格にならない時点で「相当に甘い」と覚悟しておいた方が良いと思います。
なぜなら、違反をした75歳以上の高齢者でも8割位は、難なく合格してしまうということだからです。
そのうえ、最初に落ちても期限までは「繰り返し」受検できますから、最初に落ちた高齢者もかなり救済されてしまうでしょう。
記事には、書いていませんが、最終的に不合格となるのは、「繰り返し受検」しても合格できない高齢者だけになるでしょうから、ごくわずかになってしまうでしょうね。

 親が認知症になって運転問題にも直面した者としては、75歳以上の高齢者が違反したあたりで免許を取消にしてほしいと思ってしまいますね。
いずれにしても、少なくとも認知症の親御さんを持つご家族は、令和4年から始まる「信号無視など違反11種対象 75歳以上の運転技能検査」の制度に対しても過度な期待はしない方が良いことは肝に銘じておきましょう。

「65歳以上の5人に一人は認知症」ともいわますので、75歳以上ならなおさらです。
しかし、令和4年からの「信号無視など違反11種対象 75歳以上の運転技能検査」では、交通違反をした高齢者のうち「22.9%」しか最初に不合格にならない程度の想定ですから、「信号無視など違反をした75歳以上の高齢者」5人に一人も不合格になりません。
結局のところこの制度で免許の更新ができなくなるのは、相当に進んだ認知症状態の方だけでしょう。

 しかしながら、現在よりは対策が進みますので、無駄と言っているのではありません。
ただ、過度な期待は禁物であることを本当に認識しておいて頂きたいです。
決して、「令和4年から始まる「信号無視など違反11種対象 75歳以上の運転技能検査」の制度があるから、「うちのおじいさんも、さすがに免許は更新できないだろう!!」などと思わないことが肝要です。


 


クリックお願いいたします。m(_ _)m
posted by 隊長 at 12:33| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする